
節税したいけど、かしこい節税方法ってなに?
どうしたら税金の支払いをおさえることができるの?
と確定申告をする人なら必ずぶつかる疑問。今回はその疑問を解決していきましょう。
そもそも「節税」って何?
よく節税節税といわれますが、これは何の税金を節約しようとしているのでしょうか。
答えは「所得税」です。
所得税というのは、稼いだら稼いだ分だけいっぱい税金払ってねという「累進課税制度」になっています。(税率は5~45%と幅広です)
で、確定申告をする上で
「売上」ー「経費」=「所得」という計算式なんですが、この「所得」というところに税金がかかってきます。
つまり、節税するためになるべく「所得」を少なくすれば、支払う税金が少なくなるというわけですね。=「課税所得」を減らす
所得を抑えるための方法は2つ
所得を抑える=節税するための方法は2つあります。
2.控除をたくさん使うこと
1.経費を多くすること
「売上」-「経費」=「所得」
ですから、経費を多くすれば所得はもちろん減ります。
しかし、わたしはあまりこの方法をおすすめしません。
詳しくは「節税のために経費で落としまくるのは賢くない」で説明しています。
2.控除をたくさん使う
実は経費以外にも所得を下げるものがあります。
それが「控除(こうじょ)」です。
控除には14種類ほどあり、
「売上」-「経費」-「控除」=「所得」
という計算式になり、控除をたくさん使用できれば所得をさげることができます。
例えば、「基礎控除」はだれでも38万円経費と同じように引けますし、「生命保険料控除」は最大で12万円控除されます。
また、ふるさと納税は寄付金控除という項目で2,000円を超えた額が控除されるようになります。
(下記表参照)
<人に関する控除>
<生活などに関する控除>
最低限「基礎控除」の38万円はつかえるので
ちなみに、今回は個人事業主の向けにお話ししていますが、もちろん会社員の方にもあてはまります。
「扶養控除」「配偶者控除」など人に関する控除は年末調整でできます。
「医療費」「寄付金」「雑損」などは、年末調整後確定申告が必要になりますが、お金が戻ってくると思えばやらなきゃ損ですね。
まとめ
今回は
・節税するためには ①経費を多くする ②控除をたくさん使う
・無理やり経費を増やす方法はかしこい節税方法ではない
という内容の解説でした。
節税は支払う税金を減らすことはもとより、手元にお金を多く残すことが目的です。
かしこい節税方法でしっかりお金を貯めましょう!
コメント