ゆめソーラーのソーラーパネルを装着して1年が経過しました。
東京都では25年春より新築の戸建てには太陽光パネルの設置が義務づけられるようになりました。
そんな太陽光への動きを見せているなか、設置しようか設置しまいか悩んでいるご家庭も多いことかと思います。
今回は太陽光発電の仕組みから、実際に我が家に付いている太陽光パネルについて購入価格や発電実績などをご紹介していきます。
後半では、設置する上での注意点などをまとめています。
太陽光発電の仕組み
素材:夢ソーラー
太陽光発電での売電の仕組みは、上の図のようになっています。
夜は電気料金が割安なので電力会社から買います。
昼間は太陽光で作った電気を使い、余った分を売るという形です。
なので、昼間の電気をなるべく抑えることができれば売電に回せる電気料が増えます。
我が家では夜に洗濯物をしたり、食洗機を回したりと夜にできることは夜のうちにやってます。
夏の紫外線が強い日が発電量が多いっていう勘違いは結構多いぞ。
太陽光は太陽が雲に少しでも隠れると発電量が落ちるぞ。
だから秋晴れのような雲一つない青空のほうが発電量は多い。
我が家のソーラーパネル
ローンを組んで太陽光パネルと蓄電池を設置しました。
太陽光パネルのメーカーはカナディアンソーラーで設置容量は6.7kwhです。
「お宅は何キロ乗せてるの?」「6.7キロ」みたいな会話はこの設置容量のことです。
この容量が大きくなれば(パネルの枚数が増えれば)発電する量も増えるということです。
太陽光発電システムと蓄電池、工事費一式で3,390,000円。ローンを組んでいるので利息含めた総支払額は3,856,748円。
15年払いで、繰り上げ返済できるときに繰り上げ返済していく予定です。
うーん、でもやっぱり高い気がする・・・。
1年間の発電実績
シミュレーションより低かった月は8月と12月のみです。
まあ、シミュレーションが低めに設定されていたのかもしれないですが。
売電収入のシミュレーションは月平均10,300円くらいでしたが、月10,963円とになっています。
(売電量に売電単価19円をかけると売電価格になります)
設置して変わったこと
その1)売電収入ができた
その2)ローンの支払いが増えた
その3)電気料がちょっとだけ安くなった
その1)売電収入ができた
我が家が契約した時の売電単価は1kwh19円です。
なので、上で説明している発電実績の売電量に19円をかけると、年間131,556円の収入です。
月平均では10,963円の売電収入となります。
その2)ローンの支払いが増えた
現在、住宅ローンで月7.7万円ほどあります。
それに加え太陽光のローン・・・。
これが月21,500円ほどです。
毎月10万円ほどのローンになります。
売電収入の利益が毎月1万円でも、トータル9万円の支払いです。
その3)電気料がちょっとだけ抑えられるようになった
太陽光導入前と導入後の比較表です。
2021年は太陽光発電の導入前、2022年は導入後の料金です。
赤の四角は前年より使用量が増えているのに、金額が減っています。これが太陽光効果なんですね!
青の四角は前年より使用量が減っているのに料金が高くなっているところ。
なぜかというと、10月から電気料の値上げが原因です。
こんなにも違ってくるのか・・・
2022年の8月は395kwhで10,096円なのに
2022年の11月は392kwhで11,094円です。
ほぼ使用量としては変わらないのに、1,000円も違いがあります。
高くなっちゃってるけど、これでも太陽光発電で電気代が抑えられてるということなんでしょうね。
電気代を抑えるには、そもそも使用量も減らさないといけないですね。
設置したほうがいい?
これに関してはYESともNOともいえません。
現段階ではソーラーパネルと蓄電池のローンの支払いがあるので、プラスな感じもしないし・・・
毎月の支払いは前年に比べると少しは安くなったかなとは思いますが、ものすごいお得感はありません。
10年後売電がなくなって、自家発電をやるようになって、電気自動車に換えたり子どもたちが大きくなって電気料が増えていったり・・・など将来的なことを想定した概算をしてみたところ、プラマイゼロぐらいでした(笑)
販売どころも、売電や自家発電で大きくもうけや得になるわけではないって言ってるで。
補助金もプラマイゼロになるくらいの補助金しかでないようになってる。
あくまでも、太陽光は災害時の備えや将来的な電気代の上昇に備えるためのものだってよ。
太陽光パネルつけるなら気をつけること
もし太陽光パネルや蓄電池を設置するなら気をつける点として
その1)数社を比較検討する
その2)たくさんパネルを乗せればいいというわけではない
その3)日本製が絶対いいというわけでもない
は注意したほうがいいでしょう。
その1)数社を比較検討する
これは絶対です。
だいたい訪問営業や家を買うきっかけで太陽光について検討する機会があると思いますが、必ず数社を比較検討しましょう。
これは太陽光に限らずいえることです。
我が家は3、4社くらい比較したのですが、それでももっと安いところがあったんじゃないかというちょっとした後悔があります。
比較するにしても、1回訪問して屋根や日当たりなどの状況を見てそれから金額が出てくるので、比較してもらうのもちょっと大変なんですけどね >_<
比較するなら、王道のところとめっちゃ安いところ、中間ぐらいのところで目星をつけて見積もってもらうのがいいかもです。
その2)たくさんソーラーパネルをのせればいいというわけではない
パネルを屋根にたくさん乗せれるだけ乗せれば発電量も増えますし、売電収入も増えます。
しかし、その分パネル代もかかるし、設置したパネルが10kwを超えるとパワーコンディショナーも2台必要になってきます。
このパワーコンディショナーが高いんですよ。
メーカーで買うと50~60万円(ホームセンターみたいなところでも15万円くらいするらしい)くらいかかります。
しかも12~15年ほどで必ず交換しないといけないんです。
しかも売電収入も副収入になりますので、年間20万円超えるようなら確定申告が必要になってしまします。
そうなるとトータルプラスになるかどうか考えれば、乗せられるだけ乗せるというのは正しい答えではない気がします。
世帯の人数に見合った発電ができれば十分です。
その3)日本製が絶対いいというわけでもない
やっぱり製品は日本製のほうがいいという日本人に多い考え方ですが、ソーラーパネルは海外からやってきたもので、海外のほうが製品がいいということは多分にあります。
なので日本製にこだわらず、発電力の数値でしっかり比較検討してください。
まとめ
太陽光は長期的な目で見ると経済的にはプラスマイナスゼロくらいです。
大きく得することも大きく損することもありません。
自然災害による備えや将来的な電気代を抑えたい人にはおすすめです。
売電収入を目的としているなら辞めた方がいいと思います。
売電収入は10年間しかないし、思ったほど稼ぎがないと太陽光を導入したことに後悔してしまいますからね。
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