「女性の方が投資向き」
にわかに信じられませんが、これほんとうなんです!
米国市場の調査で2014年の投資成績では女性が男性よりも0.4%上回るリターンを出しているという結果に。
また、2015年は相場環境が厳しくて全体的にマイナスが出ており男性がマイナス3.8%の投資実績に対して、女性はマイナス2.5%という結果だそうです。
では、なぜ女性の方が投資成績がよいのでしょうか。
なぜ女性の方が投資に向いているのか
1.本能の違い
男女の本能の違いとして、男性は「刺激を求める」性質で、女性は「守る」性質があります。
ですから、男性の場合は一発逆転を狙おうとし、女性の場合はコツコツとチリツモ(塵も積もれば山となる)で投資する傾向にあるようです。
男性の場合はリターンは大きいです。その分リスクも大きいため、大きく利益を得ても損失が多いとトータルで運用パフォーマンスを下げてしまいます。
その結果、女性よりも下回る実績になっているのかもしれません。
女性の場合はリターンは小さいですがリスクも小さいため、マイナスを最小限に抑えられることができます。
また、同じゴールを設定していたとしても、ゴール到達への道のりの中で、男性は競争することが目的となってしまいがちです。
女性はゴールへ到達することが目的ですので、ルールを守り続けることができるのだそうです。
損失回避傾向が強い
行動経済学的にも、女性のほうが損失回避傾向(損したくないという気持ち)が強いという結果が出ています。
利益のとらえ方
近視眼的行動でも、目先の利益を好むのが男性、のちのちの利益を待つことができるのが女性だそうです。
たとえば、今すぐに100万円もらえるが、2年待てば150万円もらえるとしたら、今すぐにもらうのが男性の方が多く、2年待つのを選ぶのは女性の方が多いというわけです。
長期投資にいたっては女性のほうが投資上手と言えるようですね。
ではなぜ女性投資家が少ないのか
上記で述べたように、リスク回避の傾向が強いためです。
「守り」である女性は、リスクのある投資にはなかなか手を出しません。
他にも、数字が苦手だったり経済に疎い方が多い女性にとって投資はなかなか敷居が高いものになっています。
貯金だけじゃもったいない
「守り」の女性にとってお金を増やす方法は「貯金」です。
でも貯金だけではお金は増えません。
インフレが起これば、持っている現金の価値は目減りしてしまいます。
若い世代は動き出している
近年、現金保有だけでは不十分だという認識が強くなり、金融リテラシーが向上しているようです。
実際、20代30代の若い世代の投資への参加が増大し、特に女性の投資参加者が伸びてきています。
「貯金だけすれば大丈夫」という時代は終わりました。
今こそ一歩を踏み出す時期なのです。
まとめ
「投資は怖い」という気持ちは当然です。
リスクが必ずついてきますから。
でも「貯金にもリスクがある」ということを認識してください。
今は投資信託や自動売買ツールの金融商品もあります。
いろいろ勉強してみるいい機会ではないでしょうか。
投資は早く始めたもん勝ちです。尻込みしてのちのちやっておけばよかったなんて後悔のないようにしましょう。
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