「経費で落として節税する」これは〇。
損しないために必要なことです。
でも、経費で落としまくって節税すれば
「支払う税金が減る=お金が貯まる」と思っているのでれば、これは大きな間違い。
義理の妹の話
ここからはわたしの義理の妹の話をします。
彼女は美容系の仕事をしています。旦那の扶養に入っていますが確定申告はしてます。子どもも3人(園児)います。
彼女は「経費で落とせば節税になる」と仕事仲間から教えてもらい、メイク・服などは経費で落とせるからと毎月どんどん使っています(1年たてばもう着ないという袋一杯の服の山)。
たしかに経費で落とせば節税になります。
でも、経費で落とすということは現金を使っているということ。
経費で落とせるからといって必要以上にお金を使えば、残るお金もほとんどありません。
結果的に彼女は貯金は全くできていません。
彼女の場合、仕事柄メイク道具や服を買わないといけないというのはわかりますし、彼女にとっては必要なもの。
でも、服なんて着回しすればいいことだし、毎月買う必要はありません。
「服が多い=おしゃれ」でもないし、
「毎日違う服を着ること=きれいを保つのに気を使っている」というわけでもありません。
一歩下がって自分の今の現状を見れば間違っているやり方だというのがわかるはずなのに、「節税になるから経費で落としまくる」という間違いから抜けることができないでいます。
なぜ間違った方法なのか
彼女が仮に収入が100万円あったとして、経費で100万円落とすとします。
彼女が支払う所得税は0円です。
でも、税金は支払わなくていいとしても、経費では落ちない”支払わなくてはならないもの”だってあるんです。
例えば、
・家賃、光熱費
・食費
・保育料
・子どもの消耗品
・日用生活品 などです。
旦那の扶養に入っているし、旦那の給料もあるんだから別にいいじゃんとなりそうですが、実際彼女たちの生活はそんなに裕福ではありません。
むしろ、貯金がないと言っているんだから、改善しなければいけない状態にあるということです。
(旦那の給料だけで、家賃や光熱費・保育料・保険料やら諸々払ってたら、そりゃ貯金なんてなかなかできんわ)
実は、わたしも独身時代節税するため経費でおとしまくって、できるだけ所得を0にしてたことがありました(もちろん経費として適用される範囲で)。
でも結果はというと
税金を支払わずにすむ分、貯金なんて全くできない という状況でした。
そう、節税のために何でも経費にするのは浪費(無駄遣い)と一緒なんです。
(この方法をおすすめされてもわたしは2度とやりません)
結論
お金を貯めるためには、やはりお金を使わないこと。たとえ多く税金を支払わなければならないとしてもです。
使うお金(経費)は必要最低限にし、その必要最低限で使ったお金(経費)で最大限の節税をするというのが正解。
ぜひ賢く節税して、お金を貯める力を身に付けたいものですね!
ではまた(^^)/
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